朱花の月

劇映画

2011/91min/DCP・HD/Color/5,1ch

明日、この日々が終わるとしたら 命、焦がしても、あなたに逢いたかった
鯉のぼりがたなびく奈良県・奥明日香の集落に暮らす木工作家の拓未は、数年前にこの地に移り住んできた。古民家を自ら改築し、村のおばあちゃんに畑づくりを習い、多くを語りたがらない彼がようやく見出した自分の居場所だ。そんな生活を始めたころ、拓未はかつて同級生だった加夜子に再会する。朱花という色に魅せられた染色家の加夜子は、地元PR紙の編集者の恋人・哲也と長年一緒に暮らしているが、拓未はそんな加夜子といつしか愛しあうようになっていく。
戦前、互いに気持ちを寄せ合っていたにもかかわらず、添い遂げることのできなかった加夜子の祖母・妙子と拓未の祖父・久雄に代わって、その想いを遂げようとするかのように幸せなときを過ごすふたりだったが、加夜子が身ごもったことをきっかけに、平穏な日常に変化が訪れる.......。

詳細はhttp://www.hanezu.com/

受賞/招待

第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品 第19回 Sguardi Altrove Film Festival最優秀作品賞グランプリ
2012年 第12回モロッコ・サレ国際女性映画祭・最優秀ランプリ

スタッフ

監督・脚本・撮影 河瀨直美
製作 橿原・高市広域行政事務組合+組画

キャスト

こみずとうた, 大島葉子, 明川哲也, 麿赤兒, 樹木希林